2016/3/25
5頭出しという大攻勢をかけたアメリカ調教馬のうち、14年のアメリカ年度代表馬で、昨年のこのレースは2着だったカリフォルニアクローム(牡5、父ラッキープルピット)と、昨年のG1ウッドメモリアルS(ダート9ハロン)勝ち馬で、前走G2アルマクトゥームチャレンジ・ラウンド2(ダート1900m)を5馬身差で快勝したフロステッド(牡4、父タピット)の2頭が、イギリス(ブックメーカー)のオッズ2.875倍で横並びの1番人気となった。一方、日本から参戦のホッコータルマエ(牡7、父キングカメハメハ)は、オッズ51倍の10番人気での出走となった。
12頭立ての11番枠からの発走となったカリフォルニアクロームは、鞍上のV.エスピノーザが馬を促しつつ、3番手外目をキープ。5番手外目にフロステッド。ホッコータルマエは9番手からの競馬となった。
直線に向くとまもなく、カリフォルニアクロームが先頭へ。昨年のG2UAEダービー(ダート1900m)勝ち馬ムブタヒージ(牡4、父ドバウィ、17倍の6番人気)が、道中内ラチ沿い4~5番手から直線でも内を突いて伸びかかったが、断然脚色が良かったカリフォルニアクロームがムブタヒージに3馬身3/4差をつける完勝。勝ち時計の2分01秒83は、従来の記録を1秒26縮めるトラックレコードだった。フロステッドは直線で伸びずに5着。ホッコータルマエは9着に終わっている。
昨年はドバイからイギリスに直行してロイヤルアスコットのG1プリンスオブウェールズS(芝10ハロン)を目指した(直前に出走回避)カリフォルニアクロームだが、今年はアメリカに帰国し、秋のG1ブリーダーズカップクラシック(ダート10ハロン)を最大目標にローテーションが組まれる模様だ。
(合田直弘=文)
3月26日(土) メイダン競馬場 2,000m(ダート) 北半球産馬4歳以上、南半球産馬3歳以上
第9レース 21:00(日本時間 26:00)発走
賞金総額 10,000,000米ドル 1着賞金 6,000,000米ドル
着順 | 馬番 | 馬 名 | 性齢 | 重量 | 調教師 | 騎 手 | タイム・着差 |
---|---|---|---|---|---|---|---|
1 | 11 | カリフォルニアクローム | 牡5 | 57 | A.シャーマン (米) | V.エスピノーザ | 2:01:83 |
2 | 4 | ムブタヒージ | 牡4 | 57 | M.デコック(南ア) | C.スミヨン | 3 3/4 |
3 | 10 | ホッパーチュニティ | 牡5 | 57 | B.バファート(米) | F.プラ | クビ |
4 | 5 | スペシャルファイター | 牡5 | 57 | M.アル・ムハイリ | F.ハラ | 1 1/4 |
5 | 9 | フロステッド | 牡4 | 57 | K.マクラフリン(米) | W.ビュイック | クビ |
6 | 2 | ムシャウィッシュ | 牡6 | 57 | T.プレッチャー(米) | L.デットーリ | クビ |
7 | 6 | キャンディボーイ | 牡5 | 57 | D.ワトソン | P.ドッブス | アタマ |
8 | 1 | キーンアイス | 牡4 | 57 | D.ロマンス(米) | R.ムーア | 1 |
9 | 8 | ホッコータルマエ | 牡7 | 57 | 西浦 勝一 | 幸 英明 | 3 1/2 |
10 | 12 | テレテキスト | 牡5 | 57 | S.アル・ハラビ(サウジ) | S.デソウサ | 18 |
11 | 7 | ヴァダモス | 牡5 | 57 | A.ファーブル(仏) | V.シュミノー | 7 3/4 |
12 | 3 | ガンピット | せん5 | 57 | C.ファウンズ(香) | J.モレイラ | アタマ |
着順 | 馬 名 | 騎 手 | タイム・着差 |
---|---|---|---|
1 | カリフォルニアクローム | V.エスピノーザ | 2:01:83 |
2 | ムブタヒージ | C.スミヨン | 3 3/4 |
3 | ホッパーチュニティ | F.プラ | クビ |
4 | スペシャルファイター | F.ハラ | 1 1/4 |
5 | フロステッド | W.ビュイック | クビ |
6 | ムシャウィッシュ | L.デットーリ | クビ |
7 | キャンディボーイ | P.ドッブス | アタマ |
8 | キーンアイス | R.ムーア | 1 |
9 | ホッコータルマエ | 幸 英明 | 3 1/2 |
10 | テレテキスト | S.デソウサ | 18 |
11 | ヴァダモス | V.シュミノー | 7 3/4 |
12 | ガンピット | J.モレイラ | アタマ |
※ 馬齢は主催者発表のものを記載しております。
※ エミレーツレーシングオーソリティの加齢基準日は南半球産馬が7月1日、北半球産馬が1月1日です。
【西浦 勝一調教師のコメント】
「1、2コーナーで押し込まれ、周りの馬を気にして自分のレースができなかったようです。状態も気合乗りも良かったですが、頑張るぞという気持ちが空回りしたのかもしれません。ドバイワールドカップは3回目の挑戦ですが、本当によく頑張ってくれました。」
【幸 英明騎手(ホッコータルマエ号騎乗)のコメント】
「スタートは良かったのですが、カリフォルニアクロームの方が速かったです。途中、他の馬に噛み付こうとしてスピードに乗り切れませんでした。3、4コーナーで砂をかぶり嫌がってしまい、いつもと違う競馬になってしまいました。日本は深夜だったと思いますが応援してくれた皆様ありがとうございました。」
昨年のG1キングジョージ6世&クイーンエリザベスステークス(芝12ハロン)勝ち馬で、今季初戦となった前走G2ドバイシティオブゴールド(芝2410m)を3馬身差で楽勝したポストポンド(牡5、父ドバウィ)が、イギリス(ブックメーカー)のオッズで1.8倍の1番人気。3歳時の昨年、アメリカのG1セクレタリアトS(芝10ハロン),香港のG1香港ヴァーズ(芝2400m)とアウェイで2つのG1を制しているハイランドリール(牡4、父ガリレオ)が4倍の2番人気。3頭出しだった日本馬は、ドゥラメンテ(牡4、父キングカメハメハ)がオッズ5倍の3番人気。ラストインパクト(牡6、父ディープインパクト)がオッズ41倍の7番人気、ワンアンドオンリー(牡5、父ハーツクライ)がオッズ101倍の8番人気での出走となった。
馬場に入ったところで、ドゥラメンテが右前脚の蹄鉄を落としていることが判明。待避馬房まで引き返したものの、新たな蹄鉄を装着することなく、右前脚は“裸足”で出走することになるというアクシデントがあった。
逃げ馬不在の中、ハナを切ったのはR.ムーア騎乗のハイランドリール。2番手にワンアンドオンリー、4番手外目にポストポンド、6番手にラストインパクト、7番手にドゥラメンテの隊列に。
直線に向くと、ポストポンドが楽な手応えのまま先頭へ。ドゥラメンテが必死に追うも、ポストポンドがドゥラメンテに2馬身差をつけて優勝。2着ドゥラメンテから1馬身1/2差の3着にラストインパクトが入り、ゴール前で失速したハイランドリールが4着。ワンアンドオンリーが5着だった。
ポストポンドは今後、自身の連覇がかかるG1キングジョージ6世&クイーンエリザベスステークスを目標にローテーションが組まれる予定だ。
(合田直弘=文)
3月26日(土) メイダン競馬場 2,410m(芝) 北半球産馬4歳以上、南半球産馬3歳以上
第8レース 20:20(日本時間 25:20)発走
賞金総額 6,000,000米ドル 1着賞金 3,600,000米ドル
着順 | 馬番 | 馬 名 | 性齢 | 重量 | 調教師 | 騎 手 | タイム・着差 |
---|---|---|---|---|---|---|---|
1 | 7 | ポストポンド | 牡5 | 57 | R.ヴェリアン(英) | A.アッゼニ | 2:26:97 |
2 | 4 | ドゥラメンテ | 牡4 | 56.5 | 堀 宣行 | M.デムーロ | 2 |
3 | 1 | ラストインパクト | 牡6 | 57 | 角居 勝彦 | J.モレイラ | 1 1/2 |
4 | 8 | ハイランドリール | 牡4 | 56.5 | A.オブライエン(愛) | R.ムーア | 3/4 |
5 | 5 | ワンアンドオンリー | 牡5 | 57 | 橋口 慎介 | 武 豊 | 1 |
6 | 9 | ダリヤン | 牡4 | 56.5 | A.ドゥロワイエデュプレ(仏) | C.スミヨン | クビ |
7 | 6 | ゲーロショップ | せん5 | 57 | A.ワトリガン (仏) | T.ジャルネ | 1 3/4 |
8 | 2 | シェイクザイードロード | せん7 | 57 | D.シムコック(英) | M.ハーレー | クビ |
9 | 3 | ザブルーアイ | 牡4 | 56.5 | J.アル・ガザーリー(カタール) | H.ベントレー | 9 1/2 |
着順 | 馬 名 | 騎 手 | タイム・着差 |
---|---|---|---|
1 | ポストポンド | A.アッゼニ | 2:26:97 |
2 | ドゥラメンテ | M.デムーロ | 2 |
3 | ラストインパクト | J.モレイラ | 1 1/2 |
4 | ハイランドリール | R.ムーア | 3/4 |
5 | ワンアンドオンリー | 武 豊 | 1 |
6 | ダリヤン | C.スミヨン | クビ |
7 | ゲーロショップ | T.ジャルネ | 1 3/4 |
8 | シェイクザイードロード | M.ハーレー | クビ |
9 | ザブルーアイ | H.ベントレー | 9 1/2 |
※ 馬齢は主催者発表のものを記載しております。
※ エミレーツレーシングオーソリティの加齢基準日は南半球産馬が7月1日、北半球産馬が1月1日です。
【M.デムーロ騎手(ドゥラメンテ号騎乗)のコメント】
「すごく良い競馬でしたが、右前の蹄鉄がなかったためか最後に馬が疲れてしまいました。でも蹄鉄がなくてもこのパフォーマンスはすごいと思います。」
【角居 勝彦調教師のコメント】
「最後は良い形で伸びてくれましたが、レコード決着のレースであの位置取りからでは厳しかったです。馬はよく頑張ってくれました。」
【J.モレイラ騎手(ラストインパクト号騎乗)のコメント】
「馬はすごく強かったです。ただ他に強い馬が2頭いました。次も乗せて欲しいです。」
【橋口 慎介調教師のコメント】
「道中はいい位置取りで進めることができました。他の馬が動き出した時に遅れてしまいましたが、最後まで諦めずに頑張ってくれました。」
【武 豊騎手(ワンアンドオンリー号騎乗)のコメント】
「いい位置取りでレースを進めることができました。4コーナーで遅れをとることは覚悟していましたので動かしていきました。良いレースはできたと思います。」
今年に入り、前哨戦のG1ジェベルハッタ(芝1800m)を含めて、いずれも最後方一気の競馬でメイダンの重賞を連勝していたトリスター(せん5、父シャマーダル)が、イギリス(ブックメーカー)のオッズで2.75倍の1番人気。ヘイドックのG3ローズオヴランカスターS(芝10ハロン95ヤード)を5馬身差で快勝しているイギリス調教馬インティラーク(牡4、父ダイナフォーマー)が3.75倍の2番人気。日本から参戦のリアルスティール(牡4、父ディープインパクト)はオッズ9倍の4番人気での出走となった。
15頭立ての14番枠からの発馬となったリアルスティールは、テン乗りだったR.ムーアがジワジワと馬を内に寄せつつ好位をキープ。インティラークは中団外目、トリスターは指定席の最後方からの競馬となった
3~4コーナー中間からR.ムーアの手が動いたリアルスティールが、直線に向くと素晴らしい伸び脚を発揮し、残り200mで先頭へ。G1ビヴァリーディーS(芝9.5ハロン)勝ち馬で、昨年のこのレース4着のユーロシャーリーン(牝5、父マイボーイチャーリー、26倍の7番人気)が中団から追い込んだが、これを半馬身退けてリアルスティールが優勝。3歳時の昨年、クラシック三冠全てで入着を果たしながら無冠に終わったリアルスティールにとって、海外で嬉しいG1初制覇を果たすことになった。なお日本調教馬によるこのレース(前身はドバイデューティフリー)の優勝は、2007年のアドマイヤムーン、2014年のジャスタウェイに続く、3度目の快挙だった。
2着ユーロシャーリーンから2馬身差の3着がトリスター。インティラークは中団のまま8着に終わっている。
(合田直弘=文)
3月26日(土) メイダン競馬場 1,800m(芝) 北半球産馬4歳以上、南半球産馬3歳以上
第7レース 19:45(日本時間 24:45)発走
賞金総額 6,000,000米ドル 1着賞金 3,600,000米ドル
着順 | 馬番 | 馬 名 | 性齢 | 重量 | 調教師 | 騎 手 | タイム・着差 |
---|---|---|---|---|---|---|---|
1 | 14 | リアルスティール | 牡4 | 57 | 矢作 芳人 | R.ムーア | 1:47:13 |
2 | 10 | ユーロシャーリーン | 牝5 | 55 | M.ボッティ(英) | L.デットーリ | 1/2 |
3 | 2 | トリスター | せん5 | 57 | C.アップルビー | W.ビュイック | 2 |
4 | 12 | エルティジャール | 牡4 | 57 | M.デコック(南ア) | D.ホワイト | アタマ |
5 | 6 | フランボイヤント | せん5 | 57 | P.ギャラハー(米) | B.ブラン | 短アタマ |
6 | 11 | ベリースペシャル | 牝4 | 55 | S.ビン・スルール | J.ドイル | クビ |
7 | 7 | ザコルシカン | 牡5 | 57 | D.シムコック(英) | J.スペンサー | クビ |
8 | 8 | インティラーク | 牡4 | 57 | R.ヴェリアン(英) | P.ハナガン | クビ |
9 | 3 | フォージャット | せん8 | 57 | D.セルヴァラトナム | C.ヘイズ | 3 |
10 | 13 | バサティーン | せん4 | 57 | D.ワトソン | P.ドッブス | ハナ |
11 | 15 | ガブリエル | せん7 | 57 | R.フェイヒー(英) | S.デソウサ | クビ |
12 | 9 | ハリーズサン | 牡4 | 57 | P.ラファティ(南ア) | A.デルペッチ | 1 1/4 |
13 | 5 | ファリアー | せん8 | 57 | S.シーマー | R.マレン | アタマ |
14 | 1 | フォリーズワルツ | 牡4 | 57 | M.デコック(南ア) | C.スミヨン | 短アタマ |
15 | 4 | ガームール | せん6 | 57 | A.アル・ライヒ | T.オシェア | 10 1/2 |
着順 | 馬 名 | 騎 手 | タイム・着差 |
---|---|---|---|
1 | リアルスティール | R.ムーア | 1:47:13 |
2 | ユーロシャーリーン | L.デットーリ | 1/2 |
3 | トリスター | W.ビュイック | 2 |
4 | エルティジャール | D.ホワイト | アタマ |
5 | フランボイヤント | B.ブラン | 短アタマ |
6 | ベリースペシャル | J.ドイル | クビ |
7 | ザコルシカン | J.スペンサー | クビ |
8 | インティラーク | P.ハナガン | クビ |
9 | フォージャット | C.ヘイズ | 3 |
10 | バサティーン | P.ドッブス | ハナ |
11 | ガブリエル | S.デソウサ | クビ |
12 | ハリーズサン | A.デルペッチ | 1 1/4 |
13 | ファリアー | R.マレン | アタマ |
14 | フォリーズワルツ | C.スミヨン | 短アタマ |
15 | ガームール | T.オシェア | 10 1/2 |
※ 馬齢は主催者発表のものを記載しております。
※ エミレーツレーシングオーソリティの加齢基準日は南半球産馬が7月1日、北半球産馬が1月1日です。
【矢作 芳人調教師のコメント】
「とても嬉しいです。言葉になりません。馬と周りの方々に恵まれ、支えられました。海外では敗戦が続き悔しい思いもしましたが、挑戦を続ければいつか勝てると思っていました。今後はできる限り日本の競馬に出走させたいと思っていますので応援よろしくお願いします。」
【R.ムーア騎手(リアルスティール号騎乗)のコメント】
「勝ててよかったです。応援してくれた日本の皆様ありがとうございました。また日本に行きたいです。」
60キロのトップハンデを背負って快勝した前走のハンデ戦(芝1000m)を含めて、UAEで4連勝中だったエルティジャール(せん5、父オアシスドリーム)がイギリス(ブックメーカー)のオッズで3.75倍の1番人気。昨年暮れのG1香港スプリント(芝1200m)3着馬で、前走シャティンの条件戦(芝1000m)を勝っての参戦だった香港調教馬のノットリスニントゥーミー(せん5、父ディラントーマス)が5倍の2番人気。日本から参戦のベルカント(牝5、父サクラバクシンオー)はオッズ26倍の10番人気での出走となった。
残り450m付近で、馬場の真ん中を通ってエルティジャール、その外に昨年暮れのG1香港スプリント勝ち馬ペニアフォビア(せん5、父ダンディマン、6.5倍の3番人気)、そのさらに外にオーストラリアのこの路線におけるG1・6勝馬バッファリング(せん8、父モスマン、11倍の5番人気)の3頭が鼻面を揃えて先頭へ。
そこから抜けたのはバッファリングで、同馬がエルティジャールに3/4馬身差をつけて優勝。2着馬からクビ差の3着がペニアフォビア。ノットリスニントゥーミーは中団のまま8着。同じく中団で競馬をしたベルカントは12着に終わっている。
バッファリングの次走は、5月1日に香港のシャティンで行われるG1チェアマンズスプリントプライズ(芝1200m)の予定で、その後はロイヤルアスコット遠征が計画されている。
(合田直弘=文)
3月26日(土) メイダン競馬場 1,000m(芝) 3歳以上
第5レース 18:10(日本時間 23:10)発走
賞金総額 1,000,000米ドル 1着賞金 600,000米ドル
着順 | 馬番 | 馬 名 | 性齢 | 重量 | 調教師 | 騎 手 | タイム・着差 |
---|---|---|---|---|---|---|---|
1 | 9 | バッファリング | せん8 | 57 | R.ヒースコート(豪) | D.ブラウン | 56:34 |
2 | 6 | エルティジャール | せん5 | 57 | A.アル・ライヒ | P.ハナガン | 3/4 |
3 | 5 | ペニアフォビア | せん5 | 57 | A.クルーズ(香) | J.モレイラ | クビ |
4 | 2 | ジャングルキャット | 牡4 | 57 | C.アップルビー | W.ビュイック | 3/4 |
5 | 10 | ムスミール | せん6 | 57 | W.ハガス(英) | D.オニール | クビ |
6 | 11 | フィットヤーン | せん8 | 57 | M.アル・ムハイリ | S.デソウサ | 3/4 |
7 | 13 | レディシップマン | 牝4 | 55 | K.マクラフリン(米) | I.オルティスJr. | 短アタマ |
8 | 4 | ノットリスニントゥーミー | せん5 | 57 | J.ムーア(香) | R.ムーア | 1/2 |
9 | 8 | ゴールドリーム | せん7 | 57 | R.カウエル(英) | M.ハーリー | 短アタマ |
10 | 7 | ソールパワー | せん9 | 57 | E.ライナム(愛) | C.ヘイズ | アタマ |
11 | 12 | サーマキシミリアン | せん7 | 57 | I.ウィリアムズ(英) | P.ドッブス | 1 |
12 | 3 | ベルカント | 牝5 | 55 | 角田 晃一 | 武 豊 | 1 1/2 |
13 | 1 | ナーディール | せん5 | 57 | M.ボッティ(英) | C.スミヨン | 5 3/4 |
着順 | 馬 名 | 騎 手 | タイム・着差 |
---|---|---|---|
1 | バッファリング | D.ブラウン | 56:34 |
2 | エルティジャール | P.ハナガン | 3/4 |
3 | ペニアフォビア | J.モレイラ | クビ |
4 | ジャングルキャット | W.ビュイック | 3/4 |
5 | ムスミール | D.オニール | クビ |
6 | フィットヤーン | S.デソウサ | 3/4 |
7 | レディシップマン | I.オルティスJr. | 短アタマ |
8 | ノットリスニントゥーミー | R.ムーア | 1/2 |
9 | ゴールドリーム | M.ハーリー | 短アタマ |
10 | ソールパワー | C.ヘイズ | アタマ |
11 | サーマキシミリアン | P.ドッブス | 1 |
12 | ベルカント | 武 豊 | 1 1/2 |
13 | ナーディール | C.スミヨン | 5 3/4 |
※ 馬齢は主催者発表のものを記載しております。
※ エミレーツレーシングオーソリティの加齢基準日は南半球産馬が7月1日、北半球産馬が1月1日です。
【角田 晃一調教師のコメント】
「残念な結果です。力は出しましたが、タフな馬場で厳しい競馬になりました。これからもっと力をつけていかないといけません。」
【武 豊騎手(ベルカント号騎乗)のコメント】
「馬の状態は良かったのですが、世界のトップスプリンターが集まったこのレースでは、ベルカントのスピードをもってしても厳しいものとなりました。」
準重賞UAE1000ギニー(ダート1600m)、G3UAEオークス(ダート1900m)の2冠を含めてデビューから4戦無敗で来ている牝馬のポーラーリバー(牝3、父コングラッツ)が、イギリス(ブックメーカー)のオッズで1.62倍の1番人気。アルゼンチンのG1ホルヘデアトゥーチャ賞(ダート1500m)勝ち馬で、10か月ぶりの実戦だった前走G3UAEオークスがポーラーリバーの3/4馬身差2着だったヴェイルドリ(牝3、父アジアティックボーイ)が5.5倍の2番人気。3頭出しだった日本馬は、ラニ(牡3、父タピット)が13倍の4番人気、ユウチェンジ(牡3、父スウィフトカレント)が26倍の5番人気、オンザロックス(牡3、父サムライハート)が67倍の7番人気での出走だった。
1~2コーナー中間で先頭に立ったのはオンザロックスだったが、向正面に入るとユウチェンジが進出して先頭へ。発馬直後につまずき序盤は最後方に位置したラニも、向正面で外に持ち出して進出し好位へ。ヴェイルドリも好位グループに付けた一方で、ポーラーリバーよりも後ろでの競馬となった。
粘るユウチェンジを残り70mで捉えたのがラニで、同馬が最後は3/4馬身抜けて優勝。このレース、日本馬による初優勝を果たした。ゴール寸前でユウチェンジを交わしたポーラーリバーが2着で、クビ差3着がユウチェンジ。ヴェイルドリ4着、オンザロックス5着で決した。
GI天皇賞・秋(芝2000m)の勝ち馬ヘヴンリーロマンスがアメリカに渡り、リーディングサイヤーのタピットを交配されて生まれたラニ。この後は、5月7日のG1ケンタッキーダービー(ダート10ハロン)を目指す予定だ。
(合田直弘=文)
3月26日(土) メイダン競馬場 1,900m(ダート) 3歳
第4レース 17:35(日本時間 22:35)発走
賞金総額 2,000,000米ドル 1着賞金 1,200,000米ドル
着順 | 馬番 | 馬 名 | 性齢 | 重量 | 調教師 | 騎 手 | タイム・着差 |
---|---|---|---|---|---|---|---|
1 | 3 | ラニ | 牡3 | 55 | 松永 幹夫 | 武 豊 | 1:58:41 |
2 | 2 | ポーラーリバー | 牝3 | 53 | D.ワトソン | P.ドッブス | 3/4 |
3 | 4 | ユウチェンジ | 牡3 | 55 | 森 秀行 | J.モレイラ | クビ |
4 | 5 | ヴェイルドリ | 牝3 | 57.5 | M.デコック(南ア) | C.スミヨン | 1/2 |
5 | 6 | オンザロックス | 牡3 | 55 | 森 秀行 | M.デムーロ | 1 1/4 |
6 | 7 | ラザム | 牡3 | 55 | M.ボッティ(英) | L.デットーリ | 3 1/4 |
7 | 1 | フランクカンバセーション | 牡3 | 55 | D.オニール(米) | M.グティエレス | 3 3/4 |
着順 | 馬 名 | 騎 手 | タイム・着差 |
---|---|---|---|
1 | ラニ | 武 豊 | 1:58:41 |
2 | ポーラーリバー | P.ドッブス | 3/4 |
3 | ユウチェンジ | J.モレイラ | クビ |
4 | ヴェイルドリ | C.スミヨン | 1/2 |
5 | オンザロックス | M.デムーロ | 1 1/4 |
6 | ラザム | L.デットーリ | 3 1/4 |
7 | フランクカンバセーション | M.グティエレス | 3 3/4 |
※ 負担重量超過 ポーラーリバー号 54.0kg
※ 馬齢は主催者発表のものを記載しております。
※ エミレーツレーシングオーソリティの加齢基準日は南半球産馬が7月1日、北半球産馬が1月1日です。
【松永 幹夫調教師のコメント】
「よく頑張ってくれました。スタートでつまずいて心配しましたが、最後は差してくれました。馬の状態を見てからですが、ケンタッキーダービーに向かいたいです。とにかくジョッキーがうまく乗ってくれたことにつきます。」
【武 豊騎手(ラニ号騎乗)のコメント】
「自信はありました。後方からの競馬になりましたが、道中ずっと手ごたえが良かったです。最後はなかなか抜かせてもらえませんでしたが、なんとかかわすことができました。」
【森 秀行調教師のコメント】
「オンザロックスが前、ユウチェンジが後ろからと考えていましたが逆になりました。ユウチェンジは最後抜け出して1頭になってしまいました。合わせる形になればもっと良かったと思います。オンザロックスはキックバックを受けて嫌がっていましたが、外に出したら最後はよく伸びてくれました。2頭ともよく頑張ってくれました。」
【J.モレイラ騎手(ユウチェンジ号騎乗)のコメント】
「いけると思いましたが、最後の100mで馬が疲れてしまいました。人気薄の馬でしたがよく頑張ってくれました。1,900mはこの馬にとって少し長いかもしれません。」
【M.デムーロ騎手(オンザロックス号騎乗)のコメント】
「ペースにうまく対応できませんでした。4コーナーでフラフラしている馬がいて進路が狭くなってしまいました。」
3歳時の昨年、デビュー3戦目から5連勝でG1ロワイヤルオーク賞(芝3100m)を制したフランス調教馬ヴァジラバド(せん4、父マンデュロ)が、イギリス(ブックメーカー)のオッズで2.25倍の1番人気。昨年のG2シャンティー大賞(芝2400m)勝ち馬で、今季初戦の前走シャンティーの条件戦(AW1900m)2着のフランス調教馬マナティー(牡5、父モンスン)がオッズ6倍の2番人気。日本から参戦のネオブラックダイヤ(牡8、父ゼンノロブロイ)は、オッズ34倍の9番人気での出走となった。
発馬時にゲートの枠にぶつかるアクシデントがあったヴァジラバドは、後方からの競馬に。ネオブラックダイヤは3番手を、マナティーは中団を追走。
重賞2勝馬で、昨年のG1メルボルンC(芝3200m)5着の実績があるイギリス調教馬ビッグオレンジ(せん5、父デュークオヴマーマレイド、6.5倍の3番人気)が、道中2番手から直線入り口で先頭へ。そこへ、残り200mを切って襲いかかったのが1番人気のヴァジラバドで、同馬がビッグオレンジをクビ差交わして優勝。マナティーは6着、ネオブラックダイヤは8着に敗れている。
今季のヨーロッパステイヤー路線の中核を担うことが期待されているヴァジラバドだが、管理するA.ドゥロワイエデュプレ調教師はこの馬を12ハロン路線でも戦える馬と見ており、当面はフランスにおける12ハロン路線の前半戦のハイライトとなるG1サンクルー大賞(芝2400m)を目標とする可能性を示唆している。
(合田直弘=文)
3月26日(土) メイダン競馬場 3,200m(芝) 北半球産馬4歳以上、南半球産馬3歳以上
第3レース 16:55(日本時間 21:55)発走
賞金総額 1,000,000米ドル 1着賞金 600,000米ドル
着順 | 馬番 | 馬 名 | 性齢 | 重量 | 調教師 | 騎 手 | タイム・着差 |
---|---|---|---|---|---|---|---|
1 | 1 | ヴァジラバド | せん4 | 54.5 | A.ドゥロワイエデュプレ(仏) | C.スミヨン | 3:19:56 |
2 | 7 | ビッグオレンジ | せん5 | 57 | M.ベル(英) | J.スペンサー | クビ |
3 | 11 | ハーファギニー | せん6 | 57 | S.ビン・スルール | J.ドイル | 4 3/4 |
4 | 3 | スージュー | せん7 | 57 | R.フェイヒー(英) | P.ハナガン | ハナ |
5 | 9 | メドウクリーク | 牡5 | 57 | D.ワトソン | P.ドッブス | 4 |
6 | 8 | マナティー | 牡5 | 57 | A.ファーブル(仏) | M.バルザローナ | 2 |
7 | 10 | テリーナ | せん6 | 57 | M.デコック(南ア) | R.ムーア | ハナ |
8 | 4 | ネオブラックダイヤ | 牡8 | 57 | 鹿戸 雄一 | 秋山 真一郎 | 1 1/4 |
9 | 5 | スターエンパイア | せん9 | 57 | M.デコック(南ア) | W.スミス | クビ |
10 | 6 | サーテラック | せん8 | 57 | M.ハルフォード(愛) | T.オシェア | 1 |
11 | 2 | パラダイス | 牝4 | 52.5 | W.ヒクスト(独) | M.デムーロ | 27 |
着順 | 馬 名 | 騎 手 | タイム・着差 |
---|---|---|---|
1 | ヴァジラバド | C.スミヨン | 3:19:56 |
2 | ビッグオレンジ | J.スペンサー | クビ |
3 | ハーファギニー | J.ドイル | 4 3/4 |
4 | スージュー | P.ハナガン | ハナ |
5 | メドウクリーク | P.ドッブス | 4 |
6 | マナティー | M.バルザローナ | 2 |
7 | テリーナ | R.ムーア | ハナ |
8 | ネオブラックダイヤ | 秋山 真一郎 | 1 1/4 |
9 | スターエンパイア | W.スミス | クビ |
10 | サーテラック | T.オシェア | 1 |
11 | パラダイス | M.デムーロ | 27 |
※ 負担重量超過 ヴァジラバド号 55.5kg
※ 馬齢は主催者発表のものを記載しております。
※ エミレーツレーシングオーソリティの加齢基準日は南半球産馬が7月1日、北半球産馬が1月1日です。
【鹿戸 雄一調教師のコメント】
「自分のペースで走れ、レースの展開も良かったのですが、最後は力の差がでました。ドバイワールドカップデーは素晴らしい雰囲気で、またチャンスがあれば挑戦したいと思います。」
【秋山 真一郎騎手(ネオブラックダイヤ号騎乗)のコメント】
「気持ちよく乗ることができました。展開は絶好でしたが海外の馬は強かったです。それでもここまで連れてきてくれたネオブラックダイヤに感謝したいです。」
【M.デムーロ騎手(パラダイス号騎乗)のコメント】
「馬の状態も良くなく、馬場も硬くてこの馬には合いませんでした。」